インプラント



下田 徹先生

インプラントとは

インプラント治療とは、虫歯、歯周病、外傷などによって失ってしまった自分の歯の替わりに、 人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着させ噛み合わせを回復する治療法です。 固定性であるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。 人が物を噛むときの力は、想像以上に大きいものです。でも、丈夫なインプラント(人工歯根)なら、 天然歯の歯根と同様に機能します。また歯冠の色や形も、最新の歯科技術によって、 自分の歯と同じように作ることが可能です。 一般的なインプラント治療において、素材はチタンが使われます。 チタンは人間の骨や歯ぐきの粘膜と結合しやすく、拒絶反応が少ないことが特徴です。 人間の生体と親和性の高い素材で、自然に溶け合っていきますので安心して治療できるのです。

インプラント

インプラントの安全性

専門医による治療(安心)

インプラント治療には必ず外科手術を伴います。したがって患者様の全身状態の把握、 高度な外科手技、感染予防対策麻酔や鎮静法などに精通した口腔外科医と麻酔科医が 共同し手術を行うのが理想的です。 当クリニックでは口腔外科と麻酔科で十分に研鑽を積み、また歯科医師を対象とした 研修会や講演会で講師を行っているインプラントインストラクターの歯科医師が高度なインプラント治療を行い、 特に高度な全身管理や鎮静が必要な場合は日本麻酔学会認定指導医の専門医と共同で手術にあたりますのでご安心ください。

専門医による治療 専門医による治療 専門医による治療

即日インプラント治療(早い)

インプラント手術した「その日から」食事が出来る即日 インプラント治療を行っています。「今までの」インプラント治療法ではインプラント手術を行った後、 3〜6ヶ月の治癒期間を置かなければならずその間の患者の身体的精神的負担は大きいものでした。 ここ数年、海外では出来るだけ早く患者さんが快適にかめる様な新しい手術方法「即日インプラント」 が開発され、インプラント治療の早さは劇的に進歩しました。 例えば全ての歯を失った方でもたった4本のインプラントを入れるだけで(All-on-4)、 手術したその日に新しい歯で食事ができます。常識を変えたこの新しい治療法を国内でも早期に行い、 患者様に大変喜んで頂いております。ただし、すべての場合に適応するわけではなく骨質・位置などにより 考慮する必要があります。

即日インプラント治療 即日インプラント治療 即日インプラント治療

無切開インプラント治療(痛くない)

患者様の外科的侵襲をなるべく少なくするため、 無切開・無剥離の手術を優先しています。 この方法で手術を行えば腫れることもごくわずかで痛みもほとんどありません。 遠方からの通院でも消毒や抜糸がいらないので通院回数も非常に少なくなります。 ただし、すべての場合に適応するわけではなく骨質・位置などにより考慮する必要があります。

無切開インプラント治療 無切開インプラント治療 無切開インプラント治療
  術前 術後

コンピューターによる手術シミュレーション(分かりやすい)

コンピューターによる手術シミュレーション

インプラント治療を安全に行うために、CT画像解析システム(NobelGuide)を導入しています。 難しい症例では、インプラント手術をする部位の骨の形体、上顎洞との関係や下歯槽神経との距離の 把握が重要になってきます。 このシステムを使うことで、術前に必要な顎の骨の情報を得ることができ、 インプラント手術のシミュレーションも可能になります。 また3次元的な画像解析をすることで患者さんにもわかりやすくご説明する ことが出来るようになりました。


コンピューターによる手術シミュレーション コンピューターによる手術シミュレーション

グラフトレスインプラント治療(骨移植なしの難症例手術)

グラフトレスインプラント治療

著しく痩せてしまった顎にインプラントを植立するためには、 これまでは骨移植を行う必要がありました。特に上顎の臼歯では上顎洞と呼ばれる空洞までの骨の量が少ないとき、 上顎洞内に骨移植(サイナスリフト)を行う必要がありました。 骨移植を行うと移植した骨が成熟するまでインプラントを植立する手術まで 4〜6ヶ月間待たなければなりませんでした。グラフトレスインプラント治療では、 傾斜埋入やショートインプラント、頬骨インプラントを用いることにより骨移植なしの手術が可能となり、 海外では多くの実績があります。

特に頬骨インプラントは技術的にとても高度な手術ですが、当クリニックはこの手術が可能な日本でも数少ない施設の一つです。 もちろんグラフトレスで対応できない場合も高度な骨増生手術を行うことで、 他院で治療不可能といわれた方もインプラント治療が可能です。

内田院長と下田歯科医師
▲ 内田院長と下田歯科医師

治療の流れ

治療の流れ
  1. 問診・検査

    インプラントとは何か。ご自身の歯が何故失われたか。歯周病についてご説明致します。 入れ歯やブリッジとの比較の説明、簡単な治療の手順をお話しします。 問診、触診、レントゲン写真、お口の中の模型、お口の中の写真を参考にして、 インプラント治療が可能かどうか、治療の進め方をどうするか分析した後、ご説明致します。

    問診・検査
  2. インプラント埋入手術

    • インプラント治療には、1回法、2回法の2種類があります。
    • どちらを選択するかは、お口の中の状態によってよりよい方法を選択することになります。

    1回法インプラントの場合

    1回法は、インプラントを顎骨に挿入後、口腔内に露出させる方法です。 メリットは、手術回数を1回で済ますことができます。

    1回法は、外科手術が1回で済むので患者さんの負担が少ないですが、 インプラントが骨と確実に結合するまでに細菌感染する可能性や、 力がかかってしまう危険性があります。

    歯肉を切開し、顎骨にドリルで穴を開ける 次へ インプラント 次へ インプラントを挿入 インプラントが露出 次へ 数ヵ月後、人工歯を装着
    歯肉を切開し、顎骨にドリルで穴を開ける       インプラントを挿入
    インプラントが露出
      数ヵ月後、人工歯を装着

    2回法インプラントの場合

    一次オペ(インプラント埋入手術)

    治療の際には、局部麻酔を行い痛みを和らげ治療を行います。 治療時間は、インプラントを埋入する本数や骨の状態によっても変りますが、 1本あたり10分から30分程度で終わるのが通常です。治療後は、仮の歯を付けてインプラントが定着するのを待ちます。 又、術後に鎮痛剤をお渡しします。その後は痛みを感じることは殆どありません。

    二次オペ(土台植立手術)

    一次オペ終了から約3〜6ヵ月後(個人差があります)、インプラントが骨に定着をした事を確認したら歯 (補綴物)を付ける為の土台を立てます。この際に、インプラントを取り囲む歯肉が動いてしまう場合、 動かない歯肉を移植する処置(遊離歯肉移植術)や、歯肉の幅にボリュームを持たせ自然観を損なわない為の処置 (結合組織移植術)を行う場合があります。

    ドリルで穴開け インプラント インプラントを挿入 歯肉内に隠れる インプラント 数ヵ月後歯肉を開く インプラント 人工歯を装着
    ドリルで穴開け   インプラントを挿入
    歯肉内に隠れる
      数ヵ月後歯肉を開く   人工歯を装着
  3. 治癒期間

    埋入したインプラントが骨と結合するまで安静期間を置きます。 骨の状態や治療部位によって異なりますが、三ヶ月から六ヶ月ほど待ちます。 なお、この期間中は仮歯を入れることができるので、日常生活には支障がありません。

    治癒期間の目安
    上顎前歯 : 6ヶ月 上顎奥歯 : 6ヶ月
    下顎前歯 : 3ヶ月 下顎奥歯 : 3ヶ月
  4. 補綴処置

    新しい歯となる部分(補綴物)を土台に被せます。 歯になる部分の材質は天然の歯に近い色や硬さのセラミックのものや、 金属(白金等)のものなどあります。 歯を被せた後全体のバランスや歯の色の調整などが必要な場合は調整を行い、 治療は終了します。

  5. 定期健診

    インプラントの治療が終わった後、定期的に検診を受け、 普段落としきれない汚れやインプラントの状態を歯科医院で チェックしてもらうことが、 インプラントを長持ちさせる秘訣です。

    インプラントも通常の歯と同様に口の中にありますので、 「人工のものだから何もしないで構わない」訳ではありません。 ケアを怠ってインプラントまで再度失ってしまう事のないように大切に ケアしてあげましょう。